夕方、私たちは目立たない路肩にミニバスを停め、全員が車から降りた。目の前の谷間には、広大な茶畑に囲まれた小さな原生林が広がっていた。私たちはスリランカ固有種の中でも特に見つけにくい鳥、スリランカヒタキ(Myophonus blighi)を探しにこの場所に来たのだ。私たちは狭い小道を少し急な坂を下って、谷と流れ落ちる小川が見下ろす森の端に陣取った。そして、鳥たちがねぐらへ向かう森の音に耳を澄ませながら待った。スリランカ高地に生息する比較的よく見られる固有種、キバナヒヨドリのつがいが騒々しく通り過ぎた。辺りが静かになると、ようやく谷底からスリランカヒタキの優しいさえずりが聞こえてきた。このヒメツグミは、国の南西部の高地に固有の種で、小川や池のそばの密林を好む。
私たちは茂みを注意深く観察し、影の奥深くを覗き込みました。鳥たちは姿が見えなくても鳴き続けていましたが、もしかしたら素早い動きだったのかもしれません。日が暮れ始め、ツグミが姿を見せそうになかったまさにその時、目の前の茂みからシルエットが現れ、西の地平線にわずかに残る陽光を背景に、完全に見える裸の枝に飛び移りました。鳥は今度は大きな声で鳴き、私たちは皆驚いて立ち尽くしました。弱い懐中電灯で鳥を少し明るくすると、この地味なホシムジツグミの深い青とターコイズブルーの色合いを見ることができました。そして、それは私たちの丘の上にある木々の中へと飛び去っていきました。私たちは成功と幸運を祝いましたが、夜はまだ終わっていませんでした。夕暮れが急速に暗くなり始めた時、大きな影が現れました。見上げると、ちょうどその時、オオヒバリムシが私たちの頭上を滑空し、巨大な木の幹の上で急に止まるのが見えました。車に戻って一日を終える前に、懐中電灯の光でこの夜行性の生き物を観察する素晴らしい機会を得ました。.
島国スリランカは、アジア屈指のバードウォッチングの目的地です。インド亜大陸でのバードウォッチング入門に最適な場所、多様な固有種、そして一般的に観察しやすい野生生物など、あらゆるものが揃っています。具体的には、スリランカ固有の鳥類は34種あり、さらにインドとほぼ共通する準固有種が20種あります。さらに、コウノトリやペリカンといった大型水鳥や、他国では個体数が減少している大型猛禽類も、スリランカの数多くの国立公園や野生生物保護区に豊富に生息しています。素晴らしいバードウォッチングと野生生物体験に、美味しい料理、魅力的な文化、そして素晴らしい景観が加われば、完璧なバードウォッチングアドベンチャーが実現します。スリランカ固有の鳥類はすべて、国土の南西部で見られます。高地、低地の熱帯雨林、乾燥林など、保護の行き届いた国立公園網を利用すれば、簡単にアクセスできます。わずか 2 週間足らずで、スリランカの 34 種の固有種すべてと、準固有種および特異種をすべて観察することができます。.
スリランカヒメツグミを無事に発見した後、この島特有の、なかなか見られない種の一つを目撃できたことに喜びを感じました。楽にゴールすることはできませんでしたが、「完全制覇」できる可能性はかなり高いと気づきました。スリランカ固有種のほとんどは比較的簡単に観察できますが、隠れた種や希少種も数多く生息しており、時には最後の最後まで興奮を誘います。スリランカツアー(240~250種)で見られる可能性のあるすべての種について語る代わりに、ここでは特に注目すべき20種の固有種を取り上げましょう。もちろん、スリランカのあれやこれやが山ほどあります!以下の20種は順不同で紹介されています。.
スリランカツメバゲリ (Galloperdix bicalcarata)
この種は下草の中から鳴く声は容易に聞き取れますが、この恥ずかしがり屋の密林の鳥を実際に見るとなると話は別です。これは小型のツメヤケイの一種で、暗い色の羽毛に白っぽい縞模様と斑点があります。赤い嘴と顔の皮膚はかなり印象的です。最も捕まえるのが難しい固有種の一つに数えられるかもしれませんが、幸運なことに、シンハラジャ森林保護区の端にある小さな村の裏庭に一組が気に入ってくれました。スリランカでは今や、スリランカヤケイ、人目につきやすいオオクイナ、その他多くの固有種が食べ残しや米を食べにやってくる小さな裏庭で午前中を待つのがバードウォッチングの儀式になっています。運が良ければ、こっそりとしたツメヤケイがこっそりとやって来るかもしれません。そうでなければ、辛抱強く待てば、キトゥルガラやシンハラジャの森の中でこれらの狩猟鳥を垣間見ることができるでしょう。.


スリランカヤケイ (Gallus lafayettii)
先に紹介した種とは対照的に、スリランカジャングルファウルほど外向的な固有種を挙げるのは難しいでしょう。彼らは ニワトリ のようにバードウォッチャーの後をついて回り、餌にも惹きつけられます。しかし、これは普通のニワトリではなく、本土のセキショクヤケイとは全く異なる外見をしています。赤いトサカの中央は黄金色で、整った羽毛は黄色から濃い錆色へと変化し、尾は紫がかった光沢を放っています。全体的に、スリランカジャングルファウルはより優雅に見えますが、人を追いかけて走ってくると、その優雅さはいくらか失われます。確かに、最も簡単に観察できる固有種の1つですが、シンハラジャのロッジの外で鳴いているニワトリがただのニワトリではないと気づくのは、やはり嬉しいものです。
スリランカキジバト(Columba torringtoniae)
この大型のハトは決して一般的ではなく、遊牧民的な行動や態度を示すため、見つけるのが難しい場合があります。見つけられると、樹冠の中で長時間じっとしており、黄色がかった嘴、ライラック色から栗色の腹部、そして白と黒の波打つ首輪がはっきりと見えます。幸いなことに、高地の都市ヌワラエリヤとホートンプレーンズ国立公園周辺には、この固有種が見られる信頼できる場所がいくつかあります。時折、早朝に水飲み場に降りてくるハトがいて、間近で観察したり写真を撮ったりすることができます。.


ミヤマバン (Centropus chlororhynchos)
ミドリバンはオオバンの小型の森林生息性の近縁種で、スリランカではオオバンが広く分布し、開けた生息地で定期的に見られます。一方、ミドリバンは隠れて行動する鳥ですが、低いホーホーという鳴き声はよく聞かれます。少しの忍耐と運があれば、その鳴き声を追うことは可能です。動く植物が、ミドリバンが哺乳類のように密集した木々の間を這う際に居場所を示す最初の手がかりとなるため、最も良い方法は後ろに下がって待ち、バンが開けた場所に飛び出すのを待つことです。枝に止まると、ミドリバンは、特に鳴いているときは、その場に留まることがよくあります。名前の由来となった嘴は実際には黄緑色で、翼は同所性のオオバンよりも濃い栗色です。この種は密林や樹木の茂ったプランテーションでは珍しくありませんが、よく観察できるようになるまで何度か試みる必要があるかもしれません。.
Red-faced Malkoha (Phaenicophaeus pyrrhocepalus)
この珍しい固有種はスリランカ南部の湿潤な森林にのみ生息し、理想的な生息地でも密度は低い。アカフサマルコハは体長約50センチ、尾は幅広い大型の鳥であるにもかかわらず、つがいが熱帯雨林の高く密集した樹冠をよじ登ると、すぐに視界から消えてしまうことがある。また、この種は比較的静かで、目立たないように餌を探している群れの後を追う。この減少傾向にある危急種を見るのに最適な場所はシンハラジャ森林保護区で、餌を探している群れを探し、辛抱強く観察してこの貴重な固有種を見つけるのがベストだ。よく観察すれば、名前の由来となった顔の色は非常に際立っており、明るい目を囲むサンゴ色の剛毛で構成されている。くちばしはライムグリーン。光沢のある緑色の上部は、輝く白い下部と引き立て合っている。この鳥は見つけにくく動き回る性質のため、グループ全員がこの素晴らしい種をしっかりと観察できたときは、いつも安堵する。.
セレンディブコノハズク (Otus thilohoffmanni)
これはスリランカを訪れるバードウォッチャーにとって最も知りたい固有種であることが多いです。セレンディブコノハズクは長い間謎に包まれていて、2004年まで科学的に公式に記載されていませんでした。生息域の狭さ、隠れた習性、カエルのような柔らかい鳴き声などが、見過ごされる一因となっていました。非常に特徴的なコノハズクで、異様に長い嘴、オレンジがかった黄色の目、比較的不明瞭な顔の模様、赤褐色の下面に特徴的な黒い三角形の斑点があります。これらのフクロウはスリランカの最も湿潤な地域のいくつかの場所で熱帯雨林と二次林に低密度で生息しているようです。完全に夜行性で見つけるのは容易ではありませんが、幸いにも地元のガイドはこの種のことをよく知っていて、日中のねぐらで1羽か2羽を見つけることができます。以前のツアーでは、キトゥルガラに到着するとすぐにフクロウを見つけ、初日に祝杯を挙げることができたグループもありましたが、他のグループはシンハラジャでのツアー最終日の午後まで不安な気持ちで待つしかありませんでした。フクロウは小道のすぐ近くに止まっていることもあれば、この貴重な姿を見るために、急な斜面を登る密林の中をトレッキングしなければならないこともあります。地元のガイドが、枝の間に挟まった落ち葉を真似て、密集した茂みの中で居眠りをする、この巧妙にカモフラージュされたフクロウを常に見つけているのは、本当に驚くべきことです。.


クリ背コキンメフクロウ (Glaucidium castanotum)
フクロウの観察は誰もが楽しむものですが、特に昼行性の小型のフクロウの雛は魅力的です。クリバタコノハズクは、キトゥルガラ周辺のプランテーションで最もよく見られます。開けた森のおかげで見つけやすいからです。スリランカでは、比較的湿潤な生息地にのみ生息しています。早朝、つがいが縄張りを巡回する際には、かなり大きな声で鳴きます。主に昆虫を捕食しますが、ネズミ、トカゲ、小鳥なども捕食します。スリランカに生息する他の同属種であるジャングルコノハズクは、より乾燥した地域に生息しています。.
キバシゴシキドリ (Psilopogon flavifrons)
この種はスリランカ南西部全域に広く分布しており、その二重または三重の音は特徴的な背景音となっています。多くのゴシキドリ類と同様に、樹冠内に留まることを好みますが、より開けた森林や林縁で確認することも可能です。つがいは針葉樹に掘った空洞に巣を作り、様々な果実やベリー類を食べます。実のなるイチジクの木には、この中型のゴシキドリがびっしりと群がっていることがあります。全体的に緑色の羽毛は周囲によく溶け込んでいますが、スコープで見ると青い顔と金色の前冠がはっきりと目立ちます。.


アカハラゴシキドリ (Psilopogon rubricapillus)
この小型で色鮮やかなゴシキドリは、前述の種よりもはるかに珍しく、見つけるには綿密な捜索が必要です。前述の種と同様に単型で、特徴的な顔の模様があります。喉は黄色、目の周りは黄色、額は赤で縁取りは黒です。体の残りの羽毛は、通常のゴシキドリ特有の緑色です。トック音のスタッカートが観察者を正しい木へと導きますが、樹冠から鳴くこの小鳥を見つけるには、ある程度の忍耐が必要です。この鳥は、国の中央部と北部でより一般的に見られるようです。南西部では珍しいですが、キトゥルガラ周辺の森林の端や植林地ではよく見られます。.
アカハラヒメウ (Dinopium psarodes)
が存在するクロオビキツツキから分離されましたD. b. jaffnense。アカオキツツキは南部にのみ分布し、鮮やかな緋色の背中が濃い赤色に変化し、嘴がやや長く、おそらく鳴き声もより大きく高い点でクロオビキツツキと異なります。2016年の調査では、スリランカ中央部に約60キロメートルの安定した交雑地帯が存在し、例えば背中がオレンジ色などの中間的な特徴を持つ鳥が生息していることが示されました。交雑域が限られているため、アカオキツツキは独立した種として分類されています。島の南西端、つまりバードウォッチャーの大多数が訪れる地域では、すべてのキツツキは純粋なアカオキツツキです。
クリムゾンバック・フレームバック (Chrysocolaptes stricklandi)
前述の種は分類学的に非常に興味深いものですが、このずんぐりとした体格のキツツキは、より印象的なキツツキです。決して一般的ではありませんが、キトゥルガラとシンハラジャ周辺の成熟した森林ではよく見かけるでしょう。ホートン平原の高地の森林にも生息しています。体が大きく、目の色が薄く、顔の黒い部分がより広く、くちばしも淡い色をしていることから、同所性で生息するアカハラキツツキとは一線を画しています。.


レイヤードインコ(Psittacula calthrapae)
この固有種のインコは、主に丘陵地帯から高地にかけて生息し、野生のイチジクやシナモンの実を求めて、小規模で騒々しい群れをなして移動します。スリランカには他に3種のインコが広く分布していますが、レイヤードインコは灰色の背中と頭頂部に深緑色の首輪が付いていることで区別できます。エメラルドカラーインコという別名は、いくつかの分類学で使用されています。.
スリランカハンギングオウム(Loriculus beryllinus)
これらの小さなオウムは、まるで「緑の弾丸」のように樹冠を突き抜けます。私は、またしても急なフライバイを見逃して落胆した表情を浮かべるバードウォッチャーを何人も見てきました。幸いなことに、この種は非常によく見かける鳥で、ほとんどの光景は飛び去る小鳥の群れですが、すぐに群れになって果樹に止まります。ここでは、ぶら下がっているこのオウムをゆっくりと観察することができ、淡い目と赤い冠が、類似の種とは明確に区別できる特徴となっています。.


スリランカモズ (Tephrodornis affinis)
スリランカの乾燥地帯にのみ生息する唯一の固有種です。開けた落葉樹林を好み、つがいまたは小さな家族集団で比較的ゆっくりと移動します。インド亜大陸に生息する類似種と異なる特徴として、淡い~暗褐色の虹彩、短い尾、そして白っぽい眉毛の減少が挙げられます。分布域が限定されているこの種を見つけるのに最適な場所は、南海岸沿いのヤラ国立公園です。スリランカ北部でも広く見られます。.
スリランカ ブルー カササギ (Urocissa ornata)
これはスリランカの古典的で上品な固有種で、その色彩の組み合わせは、実際の羽毛を持つ生き物というより、漫画のキャラクターに近いものです。しかし、実在し、残念ながら減少傾向にあります。スリランカアオマグパイは、その拠点であるシンハラジャ森林保護区で最もよく観察できますが、ここでも数が少ないことがあります。夜間に集まった昆虫を捕まえるためには、早朝に街灯に集まるこの動き回る鳥たちのために、場所を確保するのが最善です。私はかつて、シンハラジャ・ビジターセンターの敷地内を、この色鮮やかな鳥の群れが歩き回り、建物の照明から蛾を追い払ったり、外に出てきた小さなヘビを捕まえたりするのを見たことがあります。鳥たちは時折、餌台を訪れ、よく見ると、サンゴのような嘴と脚の横に、肉厚の赤い眼輪が見えます。羽毛は、赤褐色、濃い青、白が奇妙に混ざり合い、誇張された尾を持っています。これは、観察する人を毎回息を呑むほど魅了する固有種です。.


キミヒヨドリ (Pycnonotus penicillatus)
騒々しく、目立ち、そしておとなしい。それがキミヒヨドリの正体です。アジアに広く分布し、時に(残念ながら)地味な印象を受ける鳥類の仲間ですが、このヒヨドリは精巧な羽毛をしています。体羽は標準的な黄緑色ですが、耳覆羽には金色の剛毛が密集し、頭部の黒と黄色の混ざった毛がさらにその美しさを引き立てています。この種は高地にのみ生息し、ヌワラエリヤとホートン平原周辺で最もよく見られます。.
スリランカウグイス (Elaphrornis palliseri)
スリランカウグイスは、固有種の中でもひっそりと潜む名鳥です。観察に最適な場所はホートン・プレインズ国立公園で、森林の端に生い茂るシダや低木を好みます。比較的短い尾と長い嘴を持つ非常に特徴的なウグイスで、現在は単型に分類されています。もし運よくシダの茂みを潜り抜ける姿を見かけたら、その姿勢や姿形が他のウグイスとは大きく異なることが分かります。今後の研究によって、この特異な種の分類が見直されるかもしれません。.


灰色頭ガビチョウ (Garrulax cinereifrons)
このおしゃべりな鳥は、大きな家族集団で移動し、林床や林床付近で餌を探す際に、しばしば混合群に同行します。これらの集団は広範囲を移動し、主に森の奥地を移動します。シンハラジャの小道を注意深く歩き、耳を澄ませて観察してみてもガビチョウがいないことを発見すると、落胆して引き返している途中、どこからともなく騒々しい群れが現れます。ガビチョウは、落ち葉の中から大型の昆虫、カタツムリ、種子、果実を探して、素早く動き回ります。アジアで最も派手な鳥類を含む科の中では、比較的地味な部類ですが、中型の体格、明るい目、灰色の頭、そして茶色がかった羽毛は、ガビチョウの特徴です。.
スポットウィングツグミ (Geokichla spiloptera)
この魅力的なツグミは、大胆で自信に満ちており、しばしば道の真ん中を跳ね回り、湿った土の中からミミズを勢いよく引っ張り出します。翼にある名前の由来となった斑点だけでなく、下腹部にも斑点が密集しており、目の下と頬にははっきりとした黒い斑点があります。その自信に満ちた性格から、固有種の中でも人気があり、写真映えも抜群です。本種は定住性で、夜明けと夕暮れ時に美しい歌声が聞こえます。シンハラジャ森林保護区では非常によく見られ、人懐っこい鳥です。.


スリランカツグミ(Zoothera imbricata)
この隠れん坊のツグミは、スリランカツメジロと並んで最も見るのが難しい固有種のトップの座を占めています。大きくて重い嘴を持つツグミ属の一種で、この属の多くの種と同様に臆病で見つけにくいことがあります。スリランカのより湿潤な南西部にのみ生息し、山から丘陵にまで生息しています。全体的に濃い茶色で、はっきりとした鱗状の模様があり、落ち葉や湿った土の多い地面で餌をとることを好みます。この鳥がいることを示す一番の手がかりは、熱帯雨林のざわめきの中ではほとんど聞こえない、甲高いコンタクトコールです。狭い小道を静かに歩き、前方の林床をよく観察するのが、見つける秘訣です。ほとんどのツアーでは、この鳥が34種の固有種の中で最後に残る鳥であり、この鳥がついに絡み合いから抜け出し、時折開けた止まり木に飛び移るときは、祝うべき時があります。.